脈は体の「羅針盤」。当院が治療中の脈診を大切にする理由|薩摩川内市で肩こり・腰痛・ストレス改善が得意な鍼灸院をお探しなら相火堂はりニックへ

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2026.01.07
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脈は体の「羅針盤」。当院が治療中の脈診を大切にする理由
本院に来られた事のある人はお分かりの事と思いますが、私は治療前の診察時、終了時はもちろん、治療中も頻繁に手首の脈診を行っています。中には心配して「私の脈って、そんなに悪いですか…?」と不安そうに質問される人もいらっしゃいます(笑)。
また「不整脈があるでしょう」などといわれる方もいらっしゃいます。まあ、それらも含め、我々は脈の浮き沈みや速さ、手に触れる強さ、それから手触り(脈状と表現される)などを見ています。浮脈や沈脈、遅数や数脈、虚脉や実脈、弦脉や鉤脈、大脈、緩脈、毛脈、濇脈、濡脈、石脈などと、表現されます。

例えば熱がある時には脈が速く(数脈)なり、冷えが強い時には脈が沈んで(沈脈)感じるなど、それぞれ体の状態を表します。
また脈を診る時、左右それぞれ3本ずつ指を当てますが、それらにも東洋医学でいう所の五臓六腑がそれぞれ配当されています。それらの相対的なバランス、先の脈状などを踏まえ、また腹診などの体表所見や問診などで聞き取った内容を合わせ、体の今の状態、治療方針(証という)を決めていきます。そしてまた、実際に治療を進め、それらの結果を確認しています。

たとえるなら、今の医師が検査データや画像を見ながら治療などを進めるのと同様で、我々にとっては脈診はとっても重要な情報取得の手段です。
昔の表現にはなりますが、かつて東洋はり医学会の故・福島弘道氏は「脈診をしないで鍼をするのは、海を羅針盤もなしで渡ろうとするようなもの」といわれていました。

私が治療前後は勿論、治療中に頻繁に脈を診ているのは、今使ったツボなどが正しかったか、また刺鍼は適切だったかなどを確認しているのです。